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一眼レフで夜景の光を楽しく面白く撮影する方法を教えます!

この記事は約 12 分で読めます。

一眼レフやミラーレスカメラで、夜景やイルミネーションをぶれずに撮影できるようになったら、さらにステップアップしていきましょう。

夜の光をより魅力的に写真に残すには、光のボケを生かしたり、光芒や光跡を写真で表現できるようになると楽しいですよ。

また、カメラ設定やズームレンズの機能を駆使して、変わった面白い写真を撮ることもできます。

夜景やイルミネーション撮影の応用編として、参考にしてください。

 

 

 

●光のボケを生かした写真を撮る

【おすすめの設定】

・撮影モード……A または Av(絞り優先)

・ISO感度……
(三脚使用)カメラの最低基準感度 100 or 200
(手持ち)ISOオートで、カメラの最低基準感度 100 or 200〜1600 or 3200 に設定する

・ホワイトバランス……オート
好みで変更してもよい

・絞り値……開放(F値最小)~1段絞った値(F値最小から1段階数値を大きくする)

・高感度ノイズ除去機能……オンに設定

 

現在、イルミネーションスポットで使われる電球は、LED光源を用いていることが非常に多いです。

LED電球は、人が目で見た印象よりも、実際の光は小さいのが特徴です。

そのため、LED電球にピントをしっかりと合わせてしまうと、寂しく暗い印象の写真になりがちです。

LEDイルミネーション写真を、華やかな印象にするには、LED電球の前ボケ・後ろボケを活用して構図を決めましょう。

LED電球でなくても、イルミネーションを幻想的に撮影するには、絞り値を開放近くにして、丸ボケを積極的に使っていきます。

 

 

 

●光芒(こうぼう)を描写した写真を撮る

※光芒(こうぼう)・光条(こうじょう)とは

「光の筋」を表す言葉です。

光源(ライトや太陽など)をカメラで撮影すると、星のように何方向にも光の筋が出た写真が撮れます。

レンズは何枚かの羽根(5~7枚が多い)で構成されており、絞り値(=F値)を絞る(=F値を大きくする)と、羽根が交差していきレンズの羽根が重なり合います。

羽根が重なり合った部分から光が漏れることで、光芒が写真に現れます。

レンズの羽根の枚数や、レンズの特性によって光芒の出方は異なるので、光芒を出したいなら、いろいろなレンズを試してみることをおすすめします。

羽根が偶数枚だと羽根の数だけ、奇数枚だと羽根の倍数の光芒が出ます。

 

 

【おすすめの設定】

・撮影モード……A または Av(絞り優先)

・ISO感度……
(三脚使用)カメラの最低基準感度 100 or 200
(手持ち)ISOオートで、カメラの最低基準感度 100 or 200〜1600 or 3200 に設定する

・ホワイトバランス……オート
好みで変更してもよい

・絞り値……F 8~16

・高感度ノイズ除去機能……オンに設定

 

強い光源に対して、絞り値を絞るほど、光芒が出やすくなります。

ただし F16を超えてくると、回折現象による画質の低下が起こるため、ご注意ください。

LED電球の場合、電球がカメラに対して真正面に向いていると、より光芒が出やすくなります。

 

 

 

●光跡を描写した写真を撮る

シャッターを数秒間にわたり開けて撮影することを「スローシャッター」といいます。

移動する光源(自動車のライトや遊園地の遊具など)の光の動く跡を、シャッターが開いている間だけ、撮影することが可能です。

 

【おすすめの設定】

・撮影モード……S または Tv(シャッタースピード優先)

・シャッタースピード……5秒 ~ 任意の秒数

・ISO感度……カメラの最低基準感度 100 or 200

・ホワイトバランス……オート
好みで変更してもよい

・三脚は必須
足場に注意して、揺れない場所を選ぶ

・NDフィルター
被写体の明るさや、シャッタースピードによっては必要
8 または 16番がおすすめ

・長秒時ノイズ除去機能……オンに設定(※)

・手ぶれ補正機能……三脚使用のため、オフにする(誤動作を防ぐため)

 

※スローシャッターを使う場合に、長秒時ノイズ除去機能をオンにすると、撮影直後に、撮影した秒数と同じだけの画像処理時間がかかります。

例)シャッタースピードを5秒にする → ノイズ除去の画像処理時間も5秒かかる

この間は、他のカメラ操作が一切できなくなるため、ご注意ください。

 

 

シャッタースピードは、被写体の動くスピードによって変えます。

5秒から撮影を始めて10秒や30秒など、いろいろと試して、雰囲気よく撮れる秒数を探しましょう。

NDフィルターは、撮影した画像が明るすぎて白とびする場合、レンズにつけて使います。

つけることで、数十秒と遅いシャッタースピードでも、白とびしなくなります。

 

 

 

●見た目とは違う印象のイルミネーション写真を撮る

【おすすめの設定】

・露出補正(プラス)を活用する

・ホワイトバランスを変更する

 

光源がLED電球のイルミネーションは、構図によっては、写真が暗くなりすぎることがあります。

撮影した画像をライブビューで確認し、プラスの露出補正を行いながら撮影します。

また、暗い屋外でライブビューを見ると、本来の画像よりも明るく見えがちです。

ライブビューを見て「少し明るいかな?」と感じるくらいに、露出補正をしても大丈夫です。

 

夜景撮影時のホワイトバランスは、基本はオートで問題ありません。

見た目との印象を変えたい場合は、電球・蛍光灯を選択して、イルミネーションをクールに表現することもできます。

 

 

 

●露光間ズームで面白い写真を撮る

シャッターが開いている間(=露光間)、レンズのズームレンズを回すことによって、真ん中から放射状に光跡が流れた写真を撮影することができます。

たとえば、ライトアップされた観覧車の中心にピントを合わせて、露光間ズームで撮影すると、観覧車から光が飛び出してくるような、変わった写真になります。

 

【おすすめの設定】

・望遠ズームレンズ(標準ズームレンズでも可)

・撮影モード……S または Tv(シャッタースピード優先)

・シャッタースピード……3〜5秒

・ISO感度……カメラの最低基準感度 100 or 200

・ホワイトバランス……オート
好みで変更してもよい

・三脚は必須
足場に注意して、揺れない場所を選ぶ

・長秒時ノイズ除去機能……オンに設定

・手ぶれ補正機能……三脚使用のため、オフにする(誤動作を防ぐため)

 

【撮影方法】

1. シャッタースピードを 3~5秒に設定し、メインの被写体にピントを合わせる

 

2. シャッターボタンを押す

 

3. 2秒待ってから、残り時間でズームリングを、静かにゆっくりと回転させる

※2秒待つのは、光跡以外の被写体をしっかりと写真に残すため

※ズームは、広角→望遠・望遠→広角のどちらでもよいが、印象が変わるので両方試してみる

 

4. ライブビューで撮影した画像を確認する

 

 

 

●多重露出機能を使った幻想的な写真を撮る

「多重露出」機能のついた一眼レフやミラーレスカメラで、撮影します。

2枚以上の写真を重ね合わせて、1枚の写真にするので、現実にはない写真を作ることが可能です。

カメラ本体に多重露出機能がない場合は、撮影した2枚以上の画像を、パソコンの画像ソフトで編集して作成できます。

1枚目はピントの合ったイルミネーション写真を撮り、2枚目でわざとピントをぼかした写真を撮って合成することで、光源がにじんだような美しい写真を作成することができます。

 

【おすすめの設定】

・撮影モード……A または Av(絞り優先)

・絞り値……F 5.6~8

・ISO感度……カメラの最低基準感度 100 or 200

・ホワイトバランス……オート
好みで変更してもよい

・三脚を使用

 

【撮影方法】

1. カメラ本体の設定(メニュー)から、多重露出を選択する

 

2. 絞り値(F値)5.6~8に設定し、被写体にピントを合わせて1枚目を撮影する

 

3. 2枚目の撮影待機状態になるので、同じ構図のまま、以下のどちらかで撮影する

-1. MF(マニュアルフォーカス)に変更し、光源にピントを合わせず、ぼかして撮影

-2. 絞り値を開放(F値最小)にし、丸ボケを作って撮影

※2枚目の撮影待機状態のとき、1枚目の画像がライブビューに薄く表示される機種もある

 

4. 自動的に2枚の写真が、1枚に合成される

ここでは、まったく同じ構図での撮影方法を紹介していますが、構図を変えて、違う光源を組み合わせる方法もあります。

 

 

 

●一眼レフで夜景撮影を楽しみつくそう!

一眼レフやミラーレスカメラで、夜景やイルミネーションを、思い通りに撮影できるようになりましたか。

基本的な設定で夜景が撮れるようになったら、ぜひ今回紹介したテクニックを使って、一味違った夜景写真を撮ってみることをおすすめします。

私もイルミネーションイベントの多い冬には、よく夜景を撮りに行きます。

寒い思いをしながらの撮影になりますが、玉ボケがキレイに出た写真が撮れたり、多重露出でふんわりとした雰囲気のライトアップ風景が撮れると、とても嬉しくなります。

こうした嬉しいことがある反面、有名な夜景だと人が多く、三脚が立てられなかったり、手ブレした失敗写真がどうしても多くなります。

夜景撮影は試行錯誤の連続ですが、失敗にめげず、数百枚の中のほんの数枚でも思い通りに撮影できると、とても達成感があるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

この記事が、あなたにとって、夜景やイルミネーション撮影の手助けになると嬉しいです。

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