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一眼レフで星空を撮影する。おすすめレンズや設定・撮り方は

この記事は約 11 分で読めます。

キレイな夜空にたくさんの星が輝いていると、その星空を写真におさめてみたくなりませんか。

星の光は人の目から見ると、明るくキレイに見えますが、スマホカメラではなかなかキレイに写せません。

そこで、一眼レフやミラーレスカメラの出番です。

星空をキレイに撮影するために、必要な事前準備・レンズ・カメラ設定・星の写真は2パターンあることを説明します。

 

 

 

●星空をキレイに撮影するための準備

 

【星空を撮影する場所を決める】

星空は、家屋やビル・街の照明など人工的な明かりがないところ、なるべく空が暗いところの方がよく撮れます。

小さな星の光を撮るためにシャッタースピードを遅くするので、少しの明かりが入り込むだけで、写真全体が明るくなってしまうことも。

星空をよりキレイに撮りたい場合は、なるべく人気(ひとけ)のない山に登って撮影したり、街明かりの少ない場所を選ぶことが大事です。

しかし今回は、「初めて星空を撮影する」人を対象にして、基本の星の撮り方を説明していきます。

まずは自宅の庭やベランダなど、身近な場所から星空を撮影してみましょう。

 

 

【星空を撮影するために必要な機材】

・カメラ(バリアングル液晶だと撮影が楽)

・レンズ(おすすめレンズは次章で説明)

・三脚

・レリーズ

・予備バッテリー(遅いシャッタースピードではバッテリー消費が多くなるため)

初めて星空の写真を撮るなら、まずは上記の機材を揃えれば撮影可能です。

 

 

【本格的な星空を撮影するためにないと困るもの】※詳細は別記事にて

・レンズフード

・レンズフィルター

・レンズクロス

・ブロワー

・懐中電灯

・レンズヒーター・タオル

・テープ

・防寒具

夜の山に登って星空を撮影するなら、最初にあげた機材に加え、上記も必須となります。

本格的な星空を撮影するための持ち物については、別記事で説明するので、ここでは割愛します。

 

 

 

●星空撮影におすすめのレンズ

・広角レンズ

・F値の明るいレンズ(F1.2 ~ 4.0くらい)

 

 

※レンズ選びのポイント

「星空写真」といっても、以下の3種類があるので、自分がどんな写真を撮りたいのかイメージしておきましょう。

 

1. 星景(せいけい)……地上の風景も入れて撮影

2. 星野(せいや)……星のみを撮影(天の川など)

3. 天体(てんたい)……月など大きな天体のみを撮影

 

星空を撮りたいとなると、星景か星野になります。

どちらにせよ、広角レンズでないと風景や星空を広く写すことができません。

フルサイズ:35mm/APS-C:24mm/マイクロフォーサーズ:17mm以下の焦点距離のレンズが望ましいです。

これより大きい焦点距離のレンズだと撮影できないわけでありませんが、かなり狭い範囲の星空しか撮れません。

できるだけ焦点距離の短いレンズを選ぶことで、夜空のより広い範囲を写すことが可能です。

F値はなるべく明るい方がいいのですが、F値をとるか焦点距離をとるかで迷ったら、焦点距離の小さいレンズを選択します。

 

 

 

●星は「点」か「軌跡」どちらで撮る?

星の撮影では、輝く星を「点」で撮影する方法と、星の動きをおさめる「軌跡(線)」を撮る方法があります。

どちらの方法にせよ、最初の設定は共通なので確認しておきましょう。

 

 

【共通のカメラ設定】

1. 三脚にカメラを取り付ける

2. カメラにレリーズを取り付ける
使用するシャッタースピードが遅いので、ブレ防止のため必須

3. 撮影モード:M(マニュアル)

4. フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)にて、無限遠に合わせる

5. 液晶画面の明るさを一番暗くする
夜で周囲が暗いため、液晶画面を暗くし目を暗さに慣れさせる

6. 構図を決める
夜空のみを写す場合は、カメラをほぼ真上に向けることが多い

 

 

【星を点で撮る】

・絞り:開放(一番小さいF値)~ 2/3絞った値(一番小さいF値から2回大きくしたF値)

・ISO感度:800 ~ 6400

・シャッタースピード:15 ~ 30秒

・ホワイトバランス:オート または 自分の好み

・画質設定:カメラ本体で設定できる一番いい画質 または RAW現像+JPEG

・手ブレ補正:OFF(三脚を使用するため)

・長秒時ノイズ低減・高感度ノイズ低減:オート または 標準

 

ホワイトバランスは、好みで決めてしまって構いません。

オートは天の川など、密集した星の撮影にお勧めです。

電球だと冬の空の冷たい感じが出ますし、日陰だと空の色に赤みが足され、暖かい雰囲気になります。

ISO感度は、暗い場所ならまず800から試して、星の写りが悪いようなら数値を大きくします。

ただし、ISO感度を上げすぎると、カメラによってはノイズが多く出てしまい、星とノイズの判断がしづらくなります。

※街が近いなど明かりが多い場所でのISO感度は、200 ~ 400がおすすめ

 

シャッタースピードは、長くしすぎると、星が「点」ではなく「軌跡(線)」で写ってしまうので注意。

目で見ているとあまり感じませんが、星の動きは意外と速いものです。

また、長秒時ノイズ低減を行う場合、シャッターを開いていた時間と同じだけ撮影ができない時間ができます。

※シャッタースピード 60秒 → 長秒時ノイズ低減処理 60秒(処理中は撮影不可)

 

 

★ソフトフィルターを使ってみよう

星の写真を撮ってはみたものの、意外と星が目立たないと感じる場合、「ソフトフィルター」を使ってみましょう。

ソフトフォーカスフィルターとも呼ばれ、レンズに装着することで、明るい星ほど大きく輝いて写ります。

目で見た星に近い印象で写すことができます。

 

 

【星を軌跡で撮る】

一眼レフやミラーレスのデジタルカメラで星を軌跡(線)で撮るには、比較明合成(ひかくめいごうせい)を使います。

比較明合成とは、星を「点」で撮った何枚かの写真を、パソコンのフリーソフトなどを用いて1枚の写真として合成し、軌跡を表現させる手法です。

動く星の軌跡を撮りたいなら、バルブ撮影のように、ずっとシャッターを開けっぱなしにすればいいのでは?と思われがちです。

しかし、デジタルカメラで長時間シャッターを開き続けると、バッテリー切れ・カメラが熱を持ち画像にノイズが多く発生する・露出オーバーなどが起こります。

これらの問題を避けるため、パソコンで比較明合成を行います。

 

・基本的なカメラ設定は【星を点で撮る】を参考

・シャッタースピード:30秒

・連写モード

・撮影時間:15分(レリーズ押し込みで対応)

 

上記の設定で、約30枚ほどの写真を撮ることができます。

比較明合成は、Adobe Photoshopで行うことができますが、初心者は以下に紹介するフリーソフトがおすすめです。

 

※パソコンの比較明合成フリーソフト

Windows:KikuchiMagick または SiriusComp

Mac:StarStaX

30枚の写真を同じ画像フォルダーに入れておき、あとはフリーソフトの画面指示に従って実行するだけで、星の軌跡画像ができあがります。

 

 

 

●星空を撮影するためのまとめ

なるべく簡単に星空を撮れる方法を説明しましたが、いかがだったでしょうか。

「簡単」とはいっても準備やカメラの細かい設定も多く、少し敷居が高い感じがするかもしれません。

でも、山に登らないと星空はキレイに撮れないのか~とガッカリする前に、自宅の庭やベランダからでもいいので、一度星空を撮影してみましょう。

星空写真集に掲載されるような、たくさんの星が写る写真が撮れるわけではありませんが、まずは「星が撮れた!」という喜びを味わってください。

そうしてから、山に登ってでも満点の星空を撮りたいと思うのか、近場でキレイな星空が撮れるところを探すのか、自分で納得のいく方法をとるのがいいですね。

星空撮影をするには、赤道儀(カメラと三脚に取り付けて、星の動きを自動的に追いかけてくれるもの)を使う本格的な方法もあります。

また、カメラによっては「タイムラプス動画」や「ライブコンポジット(比較明合成が自動でできる)」など、星空の撮影がより手軽にできる機能がついているものもあります。

まずは最初に、今回紹介した方法で星を撮ってみて、楽しい!と感じられたら、次のステップに進むことをおすすめします。

私も星の写真については、まだまだ勉強中です。

山奥で夜通し撮影するようなファイトはありませんが、少しの街明かりがある中でも、キレイな星景が撮れるように頑張っています。

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