スポンサーリンク

一眼レフの撮像素子とは。種類はいくつ?焦点距離との関係も

この記事は約 8 分で読めます。

一眼レフやミラーレスカメラが欲しくなって、いろいろ調べていると、分からない用語がたくさん出てきませんか?

その中に、「フルサイズ」「APS-C(エーピーエスシー)」「マイクロフォーサーズ」という用語があります。

これらの用語、カメラには必ず入っている「撮像素子」の大きさを表しています。

そもそも撮像素子とは、カメラにとってどういった役割があるのでしょうか。

撮像素子の種類と、撮像素子の大きさによって変化するレンズの焦点距離について、この記事を読んで理解を深めましょう。

 

 

 

●撮像素子ってなに?

レンズを交換するときに、カメラ本体の中心に見える黒くて四角い装置が「撮像素子」になります。

 

※撮像素子には、ほこりが入らないようにし、絶対に手で触れたりしないこと
ここが汚れると、撮影した画像すべてに、汚れが写り込んでしまいます

 

撮像素子は、「レンズを通ってきた画像を、デジタル信号に変える部品」になります。

デジタル信号になった画像は、カメラ内の「画像処理エンジン」に転送され、そこで写真という形になります。

フィルムカメラと呼ばれる昔のカメラは、レンズを通ってきた画像を、フィルムという用紙に焼きつけていました。

撮像素子は、昔でいうフィルムの役割を持っていると考えてください。

すなわちカメラにとって、とても重要な部品になります。

この撮像素子には3種類の大きさがあり、次章で説明します。

 

 

 

●撮像素子の種類は3つある

【フルサイズ】

実際の大きさ:約36 × 24(ミリ)

一眼レフ・ミラーレスカメラ、どちらにも搭載される撮像素子。

プロユースにも耐えうる高性能な機種が多く、カメラ本体も対応レンズも、大型で重く、高価なものが多くなります。

 

【APS-Cサイズ】

実際の大きさ:約24 × 16(ミリ)※

※APS-Cの大きさは数種類あり、カメラによって違う

一眼レフ・ミラーレスカメラ、どちらにも搭載される撮像素子。

一眼レフでは、初心者向けの機種に採用されていることが多いですね。

 

【マイクロフォーサーズ】

実際の大きさ:約17.3 × 13(ミリ)

ミラーレスカメラのみに搭載される撮像素子。

ミラーレスは、一眼レフに入っている鏡(=ミラー)がなく(=レス)、撮像素子も小さいので、カメラ本体が小型・軽量化されています。

 

 

※コンパクトデジタルカメラやスマホカメラの撮像素子

コンデジやスマホカメラには、1/2.3型 など、一眼レフやミラーレスカメラに比べると、かなり小さいサイズの撮像素子が入っています。

そのため、解像度があまり高くなく、A4サイズまで引き伸ばして印刷するような、緻密な写真撮影には向きません。

しかし、SNSにアップしたり、LINEで写真交換をするくらいなら、十分すぎるほどの性能を持っています。

最近は、高解像度や高性能を売りにするスマホカメラも出てきています。

 

 

 

●撮像素子は大きければ大きいほどいいの?

以前は、同じ画素数であれば、より大きいサイズの撮像素子のほうが、画質がキレイで解像度が高く写りました。

しかし現在は、画像処理技術の進歩により、単純に「撮像素子が大きい=画質が良い・撮像素子が小さい=画質が悪い」とは言えません。

実際にプロカメラマンでも、マイクロフォーサーズ機で撮影した写真で、写真集を出版したり、展覧会を開くことが増えています。

まだ「ボケ」の表現などで差が出ることはありますが、趣味の範囲でカメラを使う分には、ほとんど問題ないでしょう。

 

フルサイズは撮像素子が大きいため、カメラ本体も大きく、対応するレンズも価格が高くなります。

APS-Cやマイクフォーサーズは、カメラ本体の小型化・交換用レンズが比較的安価で購入できるようになっています。

気軽に持ち歩いて、撮りたいときにサッと撮れる機動性を求めるなら、APS-Cやマイクロフォーサーズがおすすめです。

撮像素子の大きさでカメラを決めるのではなく、「自分はどのような用途でカメラを使うのか」という視点が大事になってきますね。

 

 

 

●撮像素子の大きさによるレンズの焦点距離の考え方

フルサイズの撮像素子は、正確には「35mm判フルサイズ」と呼ばれ、昔のフィルムカメラで一般的に使われていた規格です。

APS-Cやマイクロフォーサーズは、フルサイズより小さくなった分、フルサイズよりも画面に写る範囲※が小さくなります。

※画面に写る範囲のことを、「画角(がかく)」という

そのため同じ焦点距離のレンズでも、撮像素子の大きさによって、画角が変わってくるんですね。

 

 

【焦点距離35mmレンズの画角】

・フルサイズでは「広角レンズ」で、広い範囲を写せる

・APS-Cでは「標準レンズ」で、人の目で見たのと同じくらいの範囲を写せる

・マイクロフォーサーズでは「中望遠(望遠)レンズ」で、遠いものが近いように写せる

 

これでは、フルサイズの人とマイクロフォーサーズの人が会話をしていたら、話がかみ合わなくなります。

こうした撮像素子の違いで、レンズの焦点距離が分かりづらくなることを防ぐために、「35mm判換算」という基準ができました。

 

 

◆35mm判換算(35ミリバンカンサン)の値

・フルサイズ……レンズの焦点距離そのまま

・APS-C……レンズの焦点距離に 1.5 ~ 1.7倍 をかける

・マイクロフォーサーズ……レンズの焦点距離に 2倍 をかける

 

 

【フルサイズ標準レンズ50mmと、同じ画角になる焦点距離】

・APS-C……35mm(35mm×1.5=52.5mm)

・マイクロフォーサーズ……25mm(25mm×2=50mm)

 

フルサイズ標準レンズ50mmと同じ画角にするなら、APS-Cは焦点距離35mm、マイクロフォーサーズは焦点距離25mmのレンズを使いましょう。

 

 

 

●撮像素子の種類に関するまとめ

少し難しい話になってしまいましたが、いかがでしょうか?

撮像素子の役割や、それに関するレンズの焦点距離の考え方が、少しでも分かっていただけると嬉しいです。

このブログでは初心者の方にも分かりやすいよう、撮像素子のサイズ別に焦点距離を明記するようにしています。

しかし、カメラ雑誌などでは、35mm判換算表記しかない場合も。

自分が持っているカメラの撮像素子のサイズに関係する「35mm判換算」だけでも、覚えておくと便利ですよ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
一眼レフを買う前に
cameloveをフォローする
~わらうかめらぶ~ ミラーレス初心者向け撮影の基本から応用まで