写真の構図について。基本を知ると決め方が分かるようになる

一眼レフやミラーレスカメラで、楽しくたくさん写真を撮ったら、あとで見返すのが楽しみになります。

でも、いつからか自分の写真が、「どれも同じような印象を受けるな」と感じたことはありませんか。

 

・撮りたいものを写真の真ん中にして撮影したら、ただの記録写真みたいに

・素晴らしい風景を写真におさめてみたけど、なんだか印象が薄くなった

 

写真にすると、撮ったものがしっくりこなくなるのは、構図が原因の場合があります。

特に初心者は、「写真撮影」自体に集中しすぎて、構図がワンパターンになりがち。

構図について基本を知り、印象に強く残る写真を、撮れるようになりましょう。

 

 

 

●構図の基本を知る

写真の基本構図は、大きく2つに分けられます。

 

1. 横位置と縦位置

カメラを構える位置を、横にするか縦にするかで、写真の印象が大きく変わります。

初心者は、楽な横位置で撮影することが多いので、まずは意識して、縦位置を使っていきましょう。

 

・横位置は、安定していて見やすく、幅の広がりが強調された構図に

・縦位置は、高さや奥行きを出しやすく、無駄な空間のない構図に

 

どちらで撮影するか迷ったら、同じ被写体を、両方の構図で撮ってください。

まったく違う印象を受けるので、より良い構図を選べますよ。

 

縦位置で撮影する場合、慣れるまでは、カメラの傾きに注意します。

しっかりとカメラを正しく構えられるように、よく練習しましょうね。

 

 

2. 写真を線で分割する

最初に覚えておくと便利な構図は、「三分割構図」です。

画面を縦横に三分割してできる「#」の線上に、撮りたい被写体を配置する構図です。

画面上に4つの交点ができ、被写体とピントを交点に持ってくると、写真全体がバランスよく見える効果があります。

三分割構図を意識して使えるようになると、他の構図にも応用できますよ。

他にも、よく使われる構図として

 

・水平線で、画面を 下から または 上から 三分の一で区切る構図

・対角線で、画面の端と端をつなぐ構図

・大きな被写体や丸い被写体の、一部だけを切り取るC字構図

 

いろいろとありますが、初心者はまず、一般的な三分割構図をマスターしましょう。

三分割構図を撮りやすくするために、ファインダー内や液晶画面に、補助線を表示する機能があります。

こうした便利な機能についても、設定方法を説明していきます。

 

 

 

●構図の決め方を知る

構図を決めるためには、まず「なにが撮りたいのか」を意識することが大事です。

一番に撮りたい被写体(主役)を決めたら、ピントは主役に合わせます。

主役以外は、すべてわき役と考えましょう。

ここで初心者が特に意識して欲しいのが、あえて「引き算」で写真を撮るという考え方。

写真で伝えるべきものは、主役だけに絞ります。

 

主役を引き立たせるために構図を決めるのが、重要なポイントになります。

 

・自分の立ち位置やカメラの位置を動かし、主役が一番引き立つ構図を探す

・絞り値(F値)を小さくし、主役以外のものをボカす

・花や人(主役)が向いている方向に、あえてなにもない空間を作る

・花が主役なら、望遠レンズの圧縮効果を利用し、主役以外を密集させた表現にする

 

さまざまなテクニックがありますが、基本は「なにが撮りたいのか、まずは主役を決める」のを心がけましょう。

主役が決まれば、主役を三分割構図の交点に配置するなど、構図も決めやすくなりますよ。

 

 

 

●日の丸構図がダメとされる理由

日の丸構図とは、「主役の被写体を、画面の真ん中に配置した写真」をさします。

この日の丸構図は、一般的に(インターネット上のQ&AサイトやSNSなどで)良くないと言われますが、なぜでしょうか。

それは、日の丸構図が「なにも考えず、とりあえず撮りたいものを真ん中にして、写真を撮ればいい」という印象を受けるからです。

写真に興味のない人が撮ると、この「とりあえず撮りたいものを真ん中に」しがちです。

そのため、写真を趣味にしている人が日の丸構図を目にすると、「撮った人は、なにも考えていないんだな」と感じやすいのです。

 

写真が好きなのに、気づくと日の丸構図になっている、と悩むなら、まずは三分割構図だけを意識しましょう。

主役にしたい被写体を、画面の端(上下左右どこでも)から、三分の一に配置して撮影します。

たったそれだけでも、ぐっと写真の印象が変わるのが分かりますよ。

 

逆に、記録写真(毎日の食事や花の成長を記録するなど)の意味合いがあるなら、日の丸写真のほうが都合がいいですね。

印象に残る写真にしたいのか、それとも単なる記録写真にするのか、目的に応じて構図を使い分けましょう。

 

 

 

●写真の構図についてまとめ

構図は、自分でも気づかないうちに、ワンパターンに陥っていることがあります。

いろいろな構図を頭では覚えても、つい自分が撮りやすい態勢や構え方で撮影しがちだからです。

そんなときは、「これから1時間は縦構図だけで撮影」「今日は焦点距離50mmだけで撮影」など、自分ルールを決めるのがおすすめ。

一定のあいだ、構図縛りで撮影すると、その構図についての理解が深まります。

いろいろな構図を、実際に体感して身につければ、

「このシチュエーションなら、まずはこの構図で撮ってみよう!」

という自分なりの考えが、すぐに浮かぶようになりますよ。

さまざまな構図を試して、どんな状況でも、思い通りの写真が撮れるようになりましょうね。

NO IMAGE 写真の構図

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