一眼レフの基礎知識。どんな状況でも写真を撮れるようになる

念願の一眼レフやミラーレスカメラを手に入れても、思い通りに使いこなせなくて、苦労する人が多いです。

「花を撮るための設定」

「景色を撮るための設定」

「夜景を撮るための設定」

このように目的に合わせて、カメラ設定を覚えるのも、悪くはありません。

でも、カメラの基礎知識を知らずに、「○○を撮るための設定」をひたすら覚えるだけだと、いざというときに応用がききません。

 

「今日は花を撮ろう」と思って外に出たけど、とてもキレイな夕焼けに出会ったらどうしますか?

カメラ設定が分からず、適当に写真を撮るか、急いでスマホで撮り方を検索することになりますね。

夕焼けの時間は意外と短く、刻一刻と空の色合いが変化します。

急に撮りたくなったものが、鳥や昆虫など、すぐに動いてしまうものだったら、検索する時間もありません。

 

せっかくカメラを持ち歩いているのだから、撮りたいときに、撮りたいと思った被写体を、思い通りに撮りたいものです。

そのためのカメラの基礎知識を、このカテゴリーで説明していきます。

 

 

 

●一眼レフ撮影の基本を知っておきたい理由

一眼レフやミラーレスカメラは、適切なカメラ設定をすることで、どんな状況でも、どんな被写体でも撮ることができます。

でも「適切なカメラ設定」をするには、カメラが進化した今でも、まずは基本的な知識がないと難しいのです。

 

スマホカメラなら、難しいことを知らなくても、誰でもそれなりに、キレイに撮ることができます。

一眼レフだと、カメラ設定をきちんとしないと、屋内外問わず、写真がやけに暗くなったり、手ブレしたガッカリ写真になりがち。

それでも写真好きなあなたが、一眼レフに心ひかれるのは、スマホカメラでは表現しきれない、繊細な写真が撮れるからではないでしょうか。

 

一眼レフやミラーレスカメラで、思い通りの写真を撮るためには、2つのポイントをおさえることが大事です。

 

・カメラの基礎知識がある

・被写体に対して、自分の撮りたいイメージがしっかりある

 

カメラの基本が分かれば、どういった設定をすれば、撮りたいものを思い通りに撮影できるかも、おのずと分かってきます。

 

 

 

●どんな状況でもすぐ撮れるようになろう

・逆光だけど、被写体を明るく撮りたい

・部屋の中を、そのまま撮影すると、暗く写ってしまう

 

露出補正をプラスにすることで、逆光によって暗くなってしまった被写体や、暗い部屋全体を、明るく写すことができます。

カメラは、周辺の光の量を計算して、写真の明るさを自動的に決めています。

カメラが感じる明るさと、人が感じる明るさには違いがあるので、その差を手動で補ってあげる必要があるんですね。

 

 

・黒いものを撮影したのに、グレーっぽくなってしまう

・紅葉の赤みが、見た目よりも薄くなってしまう

 

露出補正をマイナスにすることで、濃い色はより濃く写真に表現できます。

暗いものを写そうとすると、カメラは自動的に明るく写そうとします。

それを、あえて暗くしてあげないといけません。

 

 

・風景を撮るときの撮影モードはどうする

・走っている電車を撮るときの撮影モードは

 

A(または Av)や S(または Tv)など、一眼レフには複数の撮影モードがあります。

動きの速い被写体なら、連写にすることもあります。

シャッタースピードを調整したいのか、絞り値(F値)を優先したいのか、そのときの状況に応じて、適切な撮影モードに変更しましょう。

 

 

・カメラ手持ちで、夜景を撮影したい

・カメラ手持ちで、室内の撮影をしたい

 

絞り値(F値)とシャッタースピードの関係が分かっても、どうしても手ブレしてしまうシチュエーションがあります。

暗いところでも三脚を使わず、カメラを手持ちで撮影する場合は、ISO感度を上げて対応します。

ISO感度を上げることで、シャッタースピードが速くなり(=手ブレしにくくなり)ますが、デメリットもあるので覚えておきましょう。

 

 

・室内で写真を撮ると、青みがかってしまう

・日なたと日陰があるところで撮影すると、色が見た目通りにならない

 

ホワイトバランスの調整が必要です。

ホワイトバランスには、オート・晴天・日陰・曇天・電球・蛍光灯・水中があります(カメラによって多少違いあり)

状況に応じて、ホワイトバランスを設定すると、写真を見た目に近い色に調整することができます。

逆に、見た目とはまったく違う印象にすることができるのも、写真の醍醐味。

イルミネーションをわざと青っぽく見せるため、あえて「電球」にするのもテクニックの一つです。

 

 

・人の背景をボカしたい

・花畑で、一輪の花だけをクローズアップして背景をボカす

 

「なぜ一眼レフを使いたいのか」という質問をされたら、「ボケを表現したい」という回答が一番多くなるはず。

それくらい一眼レフやミラーレスには、美しいボケや、柔らかいボケを期待してしまいます。

ただし「ボケ」と一言でいっても、表現するための技法は、いくつかあります。

背景のぼかしはもちろん、前ボケの作り方、丸ボケと呼ばれる印象的なボケの表現方法も、知っておきましょう。

ボケを表現するなら、被写界深度について知っておくことも大切です。

 

 

・広角レンズと望遠レンズでは、背景の写り方が違うのはなぜ

・35mm判換算の意味を知りたい

 

レンズの焦点距離によって、写真の写る範囲が変わります。

さらに、望遠レンズを望遠側で使用することにより、背景に圧縮効果が表れます。

圧縮効果とは、距離が離れている被写体どうしが、近くにあるように写ること。

目で見る印象とは違ってくるのが、圧縮効果の面白いところです。

また、交換レンズを購入したり、写真集で紹介される撮影データを読み取るときに知っておきたい「35mm判換算」についても説明します。

 

 

 

撮影を楽しむために必要な知識の中には、写真の構図など、とても大切なものがまだあります。

しかしここでは、カメラを手にしたら、最初に身につけておきたい・知っておきたい、基本的な項目を厳選しました。

これさえおさえておけば、カメラを持って外に出たときに、肝心なシャッターチャンスを逃すことがなくなります。

一度読んで理解できなくても、カメラを使い続けてから、また同じ記事を読むことで、ぐっと理解が深まることもあります。

 

 

私も、カメラを買ったばかりのころ、入門本を何冊か買って読みましたが、当時は本の説明自体が難しく感じたものです。

でもカメラを触り続けて、しばらくしてから、もう一度入門本を読んでみました。

すると、前に読んで理解できなかったことが、すっと分かるようになっていて、嬉しかったのを覚えています。

 

 

写真を撮ることは、簡単そうにみえて、実は奥深い作業でもあります。

一歩進んだと思ったら、また立ち止まる、そんな繰り返しかもしれません。

でも、大好きなカメラを触っているうちに、いつの間にか基本的な知識が身について、どんなときでも思い通りの写真が撮れるようになっています。

そのために、まずは一眼レフやミラーレスカメラの基礎知識を知っておきましょう!

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